Petržalka

都内で雑誌やwebメディアの編集・ライターをしています。ときどき旅にでます。

【アイスランドを振り返る】住所不定無職の八人衆と氷の島

ロンドンから3時間、アイスランドの首都レイキャビークに到着した。この日から一週間かけてアイスランドを一周する。ただの旅行ではない、ひとつの国を一周してしまうのだ。しかも、ハンガリーで一度会ったきりの4人と、アイスランドで初対面となる3人といっしょに。

 

世界一周旅行者の話しを聞いていると、こういう旅のスタイル(知らない人を募って短期的に寝食をともにする)はそんなに珍しいことではないらしいが、普段スロバキアに住んで基本的にはひとりでちょこちょこ旅行しているだけの、エセバックパッカーの私にとってはかなり思い切った参加だった。

 

そしていつもの如く、アイスランドについてほとんど予備知識はなし。知っていることと言えば『オーロラの観測ができるかも』ということぐらいだった。しかも9月は時期的にオーロラが観測できる可能性は50%程度。一週間滞在しても見れずに終わるということも十分に考えられる。加えて当方、先祖代々の雨女であり、悪天候も重なればオーロラ観測は絶望的。

 

なので、あまりオーロラには期待はせず、見ず知らずの旅人たちと楽しい思い出ができればいいか、というくらいの心持ちでハードルを下げて臨んだ。

 

ところが、なんと、今でも信じがたいが、一日目の夜にいきなりオーロラを見れてしまった。しかしこの時、すでにビールを2リットル摂取した後であり、オーロラなのか幻覚なのかよくわかっていない。だがその様子もしっかり写真に残っているので間違いない。私たちはオーロラを見た。

 

ちなみに、今回の旅では、感動は記録ではなく記憶に残そうという意識が働いてしまったのか、自身のカメラでオーロラをおさえていない。というかほとんど毎晩飲んでいたためオーロラがでる頃には出来上がっていて意識すらなかったのかもしれない。

 

よって、オーロラの様子や旅の経路については、いっしょにアイスランドをめぐった方々がかなり詳細をブログに残してくれているのでそちらを参考にしていただきたい。

 

【アイスランド1日目】火と氷の国をレンタカーで一周!氷河にオーロラに大自然尽くしの旅

 

【アイスランド3日目】人生最高の絶景を更新。雄大すぎる氷河湖に黒い砂浜に裏側から見る滝へ

 

【アイスランド4&5日目】オーロラ爆発!宿の露天風呂に浸かりながら縁の赤いオーロラと流れ星を堪能。人生で最も美しい夜。

 

tanoshikunakucya.blogspot.sk

 

はい、ということで、アイスランドはこんな感じでした。

 

しかし、これでおわっては色んなところから物投げられたりしそうなので、一応自分で撮った写真でアイスランドを振り返ろうと思う。

 

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基本、食事はボーナス(イカれた豚のロゴで有名なアイスランドのスーパーマーケット)で爆買いして自炊

 

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壮大すぎる滝、こうなったら一巻の終わり

 

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 数分毎に大爆発する間欠泉

 

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何気ないところに綺麗すぎる温泉が湧いてる

 

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絶景を目の前に微睡めるのは助手席の特権である

 

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いきなり現れる氷河

 

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にじみ出るどんくささ

 

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青空の下、いきなり現れる馬

 

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海をバックに馬を見たのは初めて

 

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車窓からの眺めは常にナメック星である

 

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滝で結婚式

 

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地球一の夕陽

 

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夕陽に見惚れる背後に虹が

 

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エアビー史上最高の家(露天風呂、犬、猫、きつね付き)

 

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毎晩、手料理と高すぎるビールで乾杯!

 

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首都レイキャビークにはペニス博物館があります。入り口から漂うペニス感。

 

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ペニスに釘付けの旅人たち

 

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最後は絶対に眠ってはいけない空港泊

 

 

自分で撮ってないので載せてないけど、最高の瞬間は、露天風呂でビール片手にオーロラ大爆発を見上げていたときだった。あれは今でも夢だったんじゃないかと思うくらい異様で幻想的な光景だった。他にも、ブルーラグーンとか道端の何気ないところにも絶景の連続で、アイスランドはまさに異世界の非日常。

 

ヨーロッパ人からも、「アイスランドに行った」というと、驚かれることが多い。それくらい、ひとつの島がひとつの国であることは、特別である。その国独自の文化や景色を、船や飛行機を使ってしか見に行くことができない。外国人が、日本にいつか行ってみたい!とよく口にするのも、同じような理由なのかもしれない。

 

そして何よりも、ここで出会ったこの八人で旅をしたということが、この旅により一層特別感を与えてくれたなと思う。

 

全員が旅の仲で出会い、何の共通性も持っていない。職業も年齢もばらばら。唯一あるとすれば、全員仕事を辞めて(休職も含む)家も日本も捨てて冒険心だけを持ってここへ来たということ。おそらくアイスランドでしか出会えなかった仲間たち。これが終わればまた皆それぞれの旅や日常に戻って行く。最後のレイキャビークの空港で各々の飛行機を待ち、一人、二人と去っていく中、胸がじんわり暖かくなるような刹那を感じた。

 

再びアイスランドを訪れることがなくても、またどこかで八人に会えたらいいなあと思うし、こんな風な旅もわるくない。

 

アイスランド一周は間違いなく人生において最高の瞬間と出会いをもたらしてくれた。もしも旅に非日常を求めるのなら真っ先に『見知らぬ人と行くアイスランド』をおすすめしたい。