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生きてると「◯◯ってことか!」の連続。

ポーランド無計画ホームステイの旅⑥ヤスナグラ修道院と豪邸の庭でBBQ

ボグダン神父様とは昔から知り合いで、名古屋にいるときからお世話になっていたけど、まさかこの同じタイミングでポーランドにいることになるとは全く知らず、ましてや神父の実家に本当にお邪魔するなんて、想像もしていなかった。

 

しかも到着したのはちびまるこに出てくる花輪くんちを現実化したような豪邸だった。そのお家ではボグダンさんのお兄さんの夫婦とかその娘さんご家族が住んでいてとても賑やかだった。部屋が余っているということで私はその一室を使わせていただくことに。

 

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全景が移りきらないくらい大きなお家であった

 

着いて早速、お家から車で5分くらいにある、ヤスナグラ修道院へと案内してもらった。(あいにくの大雨で写真はほとんど撮れなかった。)ヤスナグラ修道院には毎年世界中から何十万もの人が巡礼に訪れる。

 

この日も雨にも関わらず聖堂は入りきれないほどの人で溢れていた。ヤスナグラ修道院は思っていた以上に広いを持つ敷地の修道院で、大きな聖堂いがいにも巡礼者が集まる広場があるのだけれど、8月15日には、そこへも入りきれないほどの人が巡礼に訪れているそう。この日ですらもこの敬虔な雰囲気には息をのむものがあったけど、その時期に来ればそれ以上に独特な雰囲気に包まれているのだろう。

 

ヤスナグラ修道院といえば、いくつかの奇跡の物語をもつ『黒い聖母』が有名で、修道院内のいくつかの場所で見ることができるけれど本物はひとつだけであとはレプリカらしい。なぜ黒いのかというと明確な理由はわかっていないとのこと。顔と手の部分以外には絵の上から装飾がしてあって、これまで見たことのないような聖母マリアの姿だった。

 

想像以上の規模と歴史を持つチェンストホヴァのこのヤスナグラ修道院。そんな近くに家があるなんて、やっぱり神父は神父になるべくしてなったのだなあと感じていた。ひとりでは訪れることも出来なかっただろうと思うと、ヤスナグラの案内と家にまで泊めてくれて、また海にまで連れて行ってくれるボグダン神父に心から感謝である。

 

お家に戻ると雨はあがっていた。どこまでが庭なのかわからないほどの広すぎる庭でBBQをした。ご家族は夏場になると毎日BBQをしているらしい。

 

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この向こうにまだ鶏とかいたり畑とかもあった。

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美味いソーセージ

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美味いビール

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賑やかな家族とビールと豪邸とBBQ、、これは現実か?と太ももをつねりたくなるくらい幸福なひとときだった。そして、翌朝6時には、海の街シフィノウイシチェに向けて出発するということを忘れ、大いに飲んだ。気がつけば神父とそのお兄さんとその息子の4人だけになっており、ポーランドの伝統的なうまいウォッカをしこたま飲んで騒ぎ倒していた。

 

続く。