出国から一年経ってしまった。
帰国からは早くも三ヶ月が経った。
なんとかブログを現在に追いつかせる方法はないかなと考え、【回想編】というずるい括りにしてまとめていこうとしている。
さて、年末スロバキアのアパートを引き払い、再びロンドンへ向かった。ノリと勢いで決めた、『ひとりで年越しinモロッコ』のためである。今回は、前回の教訓を活かし乗り換えのロンドンまではブラチスラヴァからバスで行くことにした。
フランスとイギリスを結ぶドーバー海峡の海底トンネルをバスで渡ったのはおもしろかった。地下鉄にバスのまま乗るような感じ。写真撮っておけばよかったなあ、と今更思う。
ロンドンの市街地に到着。前回の教訓とか言っていたけど、バスで24時間移動はやっぱり何だかんだけっこうきつかった。
夜まで時間を潰して、空港までのバスチケットを買ったものの、バス停の場所がわからず道に迷い、パアにしてしまったの再度購入。時間があるときほど、乗り遅れたり遅刻したりするのはなぜだろう。。
やっとの思いで、二回目のスタンステッド空港。
前回の空港泊も地獄だったけど、今回も悪夢のような出来事が起こる。
まず、出国のターミナルを間違えたことから始まるんだけど、未だにこの事件は何だったのかよくわからない。出国のターミナルに向かうために、空港内の電車に乗ったところ、別のターミナルに着いた。引き返そうとしても、長いエレベーターで一方通行になっていて電車の場所まで戻れない。仕方ないので別ルートを探そうと階段を上がると、誰もいない広大で無音のターミナルにたどり着く。この光景は完全にSFだった。飛行機の離陸まで2時間を切っているのに、誰もいないし助けも呼べない。結局その無人の空間で一時間ほどさまよって、壁にある電話で助けを呼んだ。電話の向こうのおっさんに英語でぶちギレられて冷や汗をかいて憔悴しきっているところに、空港の職員が来て、隠し扉から抜け道に出してもらった。もう二度と現実に戻れないかと思った。。
ギリギリで、おなじみのライアンエアに搭乗。手荷物検査でもこっ酷くいじめ抜かれたが、もう乗れたら何でもいい!って感じだったので真顔で耐えた。
今思い返しても、この体験は本当に謎だし、やっぱりスタンステッド空港とは相性が悪い気がする。ともあれ、3時間後には念願のモロッコに上陸することができた。