この日、朝起きると『今日はヴァドヴィツェに観光に行くから早く準備をして!』とお母さんが言っている。ポーランド人は気まぐれなのでこんな感じで予定が急に決まることが多い。30秒で支度をして、外に出ると車が迎えに来ていた。お母さんの弟がイギリスからこちらに来ているということで、お母さんの弟の運転でヴァドヴィツェに行くことになった。
カトヴィツェからヴァドヴィツェまでは車で1時間程の楽しいドライブ。ちなみに、ヴァドヴィツェという街は、ヨハネ・パウロ2世の生誕の地として有名で、この日も各国からたくさんの観光客が集まっていた。
広場に面するバシリカ聖堂
ヨハネ・パウロ2世のモニュメントがたくさん
ヴァドヴィツェには行きたいと思っていたので、唐突に車で連れてきてもらえたことにはサラさんご一家に心から感謝。
聖堂のとなりにはヨハネ・パウロ2世が生まれた家があってものすごく並んでいたので諦めてお土産屋さんに入る。ここにはヨハネ・パウロ2世のモニュメントだけじゃなく、ヨハネ・パウロ2世グッズがめちゃくちゃたくさんあって、キーホルダーからはじまり抱きまくらやマウスパッドまで出てきそうな勢いだったので、まるで2次元アイドルのような扱いだなあと思っていた。
ヨハネ・パウロ2世が好きだったことで人気のクレムフカというケーキも食べた。甘い。
ヴァドヴィツェの街をぐるっと一周したところで、次は近くにある遊園地に行ってみようとなって、実はテーマパーク好きの私はテンションがあがった。
到着した遊園地の入り口はこちら。
デカい魚がお出迎え。こいつは喋っているし動いている。
上に付いてる恐竜の口もだらしなく動く。
予想外のB級っぷりに探究心がみなぎる。どうやらここは小さい遊園地と恐竜の展示を主としたテーマパークのよう。こんなところ日本人がぜったい観光に来ない!と思うとますます気分は高揚していた。ここからは珍スポ好きの心をくすぐる写真のオンパレード。
森のなかに無造作に配置される恐竜
ジュラシック・パークの一コマかな
余裕の表情のマネキン。爆発的毛量のヅラ
後半は原人が出現。バカにしすぎ
ぜったい夜に来たくない
でも日本にあったらぜったい訪れてる
コウモリVSクモ。謎の関係
巨大虫ゾーン
と、いう感じで動きもつくりもその安っぽさが怖さを倍増させていて、なかなか普通の旅行では味わえないほど好奇心をくすぐられたポーランドの遊園地だった。平日にも関わらず園内は家族連れで賑わっていた。
ヨーロッパにはまだまだこんなB級スポットが溢れているんだろうなあと思うとそのすべてに行ってみたい!と思うのと、今回もこんなところ車じゃないと来れなかっただろうし、私は本当に貴重な経験をしているんだと改めて感じていた。