ブラチスラバの旧市街は小さいが、教会や博物館、ギャラリーなどもたくさんある。旧市街への入り口となるミハエル門は、塔の中に入ることができて、内部は中世の武器博物館になっている。展示している武器の中には日本の刀などもある。
この旧市街のメインとなるミハエル門だけど、そんなに大きな建物ではないので、塔のてっぺんまで武器の展示を見ながらでも20分くらいで上がることができる。塔のてっぺんからはブラチスラバの旧市街を見下ろすことができるので天気の良い日に登るととても綺麗。
ブラチスラバの好きなところは、やっぱり観光地化があまりされていないぶん一本裏道に入ると、廃墟があったり落書きだらけだったりするところ。日本のように地震が多い国ではもうとっくに残っていないであろうボロボロの建物もたくさんある。
しかしそんな裏路地でも廃墟の窓に絵を展示したりしていて面白い。
歩いていると旧市街のど真ん中に“かんさい”という日本食レストランを入ることに。日替わりランチに味噌汁とビールを追加。お味はというと、本物の日本の味、というか日本で食べるよりも美味いと感じるほどだ。しかもこんな贅沢をして8ユーロくらいだったと思うので定期的に通いたい。
この日は、聖マルティン大聖堂と大司教宮殿とブラチスラバ城を見学した。ブラチスラバ城を回るのには4時間かかった。内部はかなり広大な見学回路が広がっていて、地下1階から5階まである。石器時代から現代に至るまでの歴史を知ることができるが途中から迷路のごとく思えてきて出口がどこかわからなくなり最終的にひどく疲れた。
どおりで入場8ユーロもするわけだ!と納得。外観だけでも十分綺麗だけど、中に入ると丸一日楽しめるブラチスラバ城。私にとっては家の窓から見るのが一番である。